坂道で同じ距離を自転車で昇る時と降りる時、スピードは同じだと思いますか。

たいていの方は、降りる時の方がスピードがつくと答えるでしょう。
相場というのも似たような傾向があります。中には「相場はジェットコースターみたいだ」と例える人もいるくらいです。
時間をかけて上昇トレンドを形成しても、反落し始めると早い傾向があります。

では、坂道を自動車で昇る時と降りる時でのスピードはどうでしょうか。

基本的にはあまり変わらないでしょう。
相場でも急騰するときがあります。ただ、急騰後に急落という事もよくある話です。

例1
坂道を自動車が昇り始め、その後を自転車で追いかけたとしましょう。
自動車がある地点でUターンし、坂を下りてきました。
あなたならどうしますか?

1.車が来る前に、自転車を降りて横道に逸れる。
2.車に思い切りぶつかり、吹っ飛ぶ。

体に自信がある人でも、1.を選ぶことでしょう。

例2
Uターンしてきた自動車が坂道の途中で自転車に乗った自分のもとを通り過ぎて降りて
行った場合、あなたならどうしますか?

1.再び車が坂を昇ってくるのを自転車に乗ったまま、ひたすら待ち続ける。
2.自分も降りようとしてバランスを崩し転ぶ。

相場でいえば、この「自動車」はトレンドを表しています。Uターンをするということは流れが反転したことを指し、Uターンした車が自分のもとを通り過ぎた段階で、自分の保有ポジションがプラスからマイナスに転換したことを指します。

例2で言えば、
1.を選んだ人は含み損のポジションを抱えたまま、ポジションが利益になるまで辛抱する。
2.を選んだ人は早い段階でトレンドに乗るため損切りする。

1.を選んだ場合、坂道の途中で自転車に乗ったままひたすら車が昇ってくるのを待ち続けるのは大変なことです。すぐに車がUターンして戻ってくればいいですが、その保証はどこにもありません。
耐久レースです。相場でも同じです。含み損のポジションがロスカットにならないようにするにはその分余裕資金が必要です。

坂道の途中で自転車に乗ったまま体力が尽きて転倒してしまった場合、2.で自転車から転倒した時よりも立ち上がる体力が残っていないので坂道を転がる距離は長くなるでしょう。

2.を選んだ場合、自転車から転倒してあざや擦り傷程度は負うかもしれません。ただ、転がっても比較的早い段階で立ち上がり、再び自転車にのって坂道を降りることが出来るでしょう。
転倒して立ち上がった場所と自転車がある場所までの距離よりも長く、坂道を降りることが出来ればいいわけです。

取引でいえば、
・転倒して立ち上がった場所 – 転倒時の自転車がある場所の距離→損切額
・坂道を降り始めた場所 – 自転車を降りた場所の距離→利益額
といえるかと思います。

いつ、車がUターンをするかが次の問題となるわけですが、マラソンや駅伝のように折り返し地点が明確にはあるわけではありません。

そのため、前回車がUターンした所で、再びUターンするのかを自転車で追いかけながら判断する必要があります。
相場で言えば、前回の高値or安値を上抜けるor下抜けるのかどうかを判断するということです。

車が前回の所でUターンせずさらに坂道を昇れば、そのまま後を追えばいいわけですし、以前の地点よりも早くUターンしてきたら車にぶつかる前に自転車を降りればいいわけです。

どこの会社もロスカット制度を設けています。ロスカットとは一定の水準に達した場合、その水準に回復するまで保有ポジションを決済していく制度です。

今回の例でいえば「車に思い切りぶつかり、吹っ飛ぶ。」ということです。

車にぶつかって吹っ飛んでも、またすぐに自転車に乗る人もいます。
ただ、打ち所が悪ければ最悪の事態になることも想定しておく必要があります。

取引でいえば、預けた証拠金額以上の損失が出るということになります。


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