もうすぐ11月となります。久しぶりの更新となります。ある方から「初心者でもわかるようなものを書いてほしい」という要望があったので、FXを中心に極力簡単に仕組みを書いてみます。FXとは、一般的には『「Foreign Exchange」の略で、「外国為替証拠金取引」のことです』という説明がされます。もう少し簡単な言葉で言い換えれば、「国(地域)同士の通貨(お金)を交換するときの差額で利益を狙う取引で、少ない資金からでも取引ができるもの」です。

《今回の内容》

  1. どうやって取引をしたらよいかわからない
  2. 値段がどのくらい動いたら、いくら儲ける(損する)のか
  3. いくらぐらいお金が必要なのか

まず最初に、FXは「売りからでも買いからでもできる」という話からしたいと思います。

「売り」と「買い」

FXの口座開設をして取引画面を開いて、いざ取引をするときに「どうやって取引をしたらよいかわからない」という初めの問題が出てきます。その原因が為替レートは2つの値段が表示されているからでしょう。

上の数字が「日経平均株価」で、下の数字が「為替レート」です。日経平均株価は1つの価格しか表示されていません。それに対してFXの為替レートは2つの価格が表示されています。

 

(画像:Googleファイナンス)

(画像:GMOクリック証券ホームページ)

日常生活でも、あるモノを買い、それを買った値段より高い値段で中古品として売れば、その差額が利益になります。逆に、買った値段よりも安い値段で売ることになればその差額が損失となるわけです。

ここまでは、わかりやすいでしょう。

「為替レート」で「Ask」と書いた右側の値段がモノを買う値段です。つまり、右側の数字よりも高いところで売れば、その差額が利益になります。

問題は、左側の「Bid」という値段の方です。「Bid」はモノを売る時の値段です。「モノを持ってないのにどうやって売って取引をはじめるのか?」というのが理解しにくいところです。初めに「FXは、通貨を交換するときの差額で利益を狙う取引」と書きました。この「交換」というのが米ドルと日本円で言えば、「日本円を出して、米ドルに換える」または「米ドルを出して、日本円に換える」ということです。

つまり、「日本円を出して、米ドルに換える」ことをFXでは「米ドル円(USDJPY)を買う」という行為であり、「米ドルを出して、日本円に換える」ことを「米ドル円を売る」という行為になります。

ただ、実際に米ドルをもっていなくても取引ができるのが「FX」です。

買った値段と売った値段の「差額」だけで取引ができますので、手元にモノがなくても『売る約束』ができるということになります。そのため、「売り」からでも取引を始められるわけです。

次に表示されている「為替レート」について説明します。

米ドル円(USDJPY)で言えば、左の値段(Bid)も右の値段(Ask)も「1ドルを交換するのに必要な日本円の金額」を表します。1ドルを交換するのに110円、111円・・・と数字が大きくなり日本円が多く必要になる状態を「円安・ドル高」といいます。逆に、1ドルを交換するのに110円、109円・・・と数字が小さくなり日本円が少なく済む状態を「円高・ドル安」といいます。

今後、1ドルを交換するのに日本円が多く必要になると思えば「米ドル円の買い(USDJPYの右側の値段:Ask)」をして、自分が取引をした右側の値段よりも為替レート(左側の値段:Bid)が高くなれば利益がでます。これは、米ドル円の買いから取引を始めた場合、左側の値段(Bid)で売って損益を確定する必要があるからです。

逆に、今後1ドルを交換するのに日本円が少なくなると思えば「米ドル円の売り(USDJPYの左側の値段:Bid)」をして、自分が取引をした左側の値段よりも為替レート(右側の値段:Ask)が安くなれば利益が出ます。これは、米ドル円の売りから取引を始めた場合、右側の値段(Ask)で取引を終了して損益を確定する必要があるからです。

いくら動けば、どのくらいの損益が出るのか。

次に気になるところは「為替レートがいくら動けば、どのくらいの損益がでるのか?」というところではないでしょうか。

これは、FX各社によって異なります。というのも、最低の通貨取引単位が異なるからです。

 

会社によって、1通貨取引単位(=1ドル)から取引ができる会社もあれば、1000通貨取引単位(=1000ドル)や10000通貨取引単位(=1万ドル)だったりします。これは、お取引をする会社の「取引要綱」がホームページ上にあるはずなので、調べてみてください。

例)米ドル円で1ドル110円で買い、111円で売った場合(※取引数量は「1」とします。)

1通貨:(111-110)×1通貨×1(取引数量)=1円の利益

1000通貨:(111-110)×1000通貨×1=1000円の利益

10000通貨:(111-110)×10000通貨×1=10000円の利益 となります。

 

最低いくらのお金が必要なのか?

いざ、取引をするというときに一体いくらぐらいのお金が必要なのかがわからないと、取引はできません。

米ドル円で取引をする値段が1ドル=112円とすると

10000通貨=112.00×10000×4%=44800円
1000通貨=112.00×1000×4%=4480円 が最低必要なお金となります。

この「4%」については、また次回にしましょう。

(画像:外為オンライン取引要綱より)

仮に、米ドル円を1ドル=112円で買い、113円で売った場合

10000通貨:(113-112)×10000×1=10000円
⇒最低必要なお金44800円に対し、10000円の利益となります。

1000通貨:(113-112)×1000×1=1000円
⇒最低必要なお金4480円に対し、1000円の利益となります。

当然、相場が自分が思っていた方向と逆に向かった場合は、その分が損失となりますのでご注意ください。

では、最後に問題です。

1)これから円安・ドル高に向かうと思った場合、米ドル円(USDJPY)は買い(Ask)と売り(Bid)のどちらから始めればよいですか。

2)1ドルが110円のとき、1万ドル(10000通貨)の買いを取引をする場合、必要なお金はいくらですか。

答え合わせは、また次回!!


0 Comments

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

%d bloggers like this: